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コンフェデレーションズカップ総括

親善試合のブルガリア戦から始まった代表戦月間も今朝のメキシコ戦で終了。

ここらで一旦総括したいと思います。



まずは結果のおさらい。

●0-2(ブルガリア戦)
△1-1(オーストラリア戦)
◯1-0(イラク戦)
●0-3(ブラジル戦)
●3-4(イタリア戦)
●1-2(メキシコ戦)



こうみると、、、負けましたね。。

ここまで負ける代表をみるのは久しぶりです。

直近でいうと岡田JAPANのW杯直前くらいでしょうか?

相手が強いとはいえここまで戦績が悪いと、手のひらを返したように悲観論で溢れるのも仕方ないことかもしれませんね。






先に結論からいうと、個人的にはそこまで悲観していません。

預言者でも何でもないので来年のW杯の好成績を約束することはもちろんできませんが、少なくとも今大会の目的は果たせたと考えています。



この大会に臨む上での日本代表の目的は、「現時点の立ち位置を把握すること」だと考えていました。

それは監督、選手、メディアとも"大会前は"そのようなコメントや記事が多かったので、間違ってないかと思います。

"大会前は"と書いたのは、今はその目的を忘れてしまっている人が多いようです。

やはり公式な大会なので結果が全て、3戦全敗じゃ「この大会は無意味だった」と感じてしまった人が多いようです。



ただし、ザッケローニ監督はメキシコ戦後こんなコメントを残しています。

「コンフェデ杯でこうした経験を得ることで、改良点を確認したかった。来年のW杯に向け、世界の強豪とのギャップを埋めていくことはできると思う。」

このコメントを聞いて、少なくとも指揮官は冷静でいてくれているのだな、と少し安心しました。






サッカーが好きな方は、耳タコかもしれませんが、日本代表は4年間というサイクルの中で2つのチームを作り上げる必要があります。

「アジアを勝ち抜くためのチーム」と、「W杯で結果を残せるチーム」です。

日本代表は5大会連続W杯出場を決めましたが、初出場のフランスW杯以降、必ず上記2つのチームを作り上げてきています。

そして「アジアを勝ち抜くためのチーム」から「W杯で結果を残せるチーム」へのシフトチェンジをする上でターニングポイントとなる試合が必ずありました。



02大会の時は、01年のアウェーでのフランス戦(0-5)
06大会の時は、05年のコンフェデブラジル戦(2-2)
10大会の時は、10年の韓国戦(0-2)



今大会はまさに14年W杯にとってのターニングポイントとなる試合(大会)だったのではないでしょうか。

そういう意味で、今大会の目的は果たせたと考えています。






現状の立ち位置がわかった上での2014年W杯に向けた具体的な課題は、2つあると考えます。



ひとつめは、コンディションが万全でなければ世界とは戦えない、ということ。



当たり前といえば当たり前ですが、アジアでは悪いなりに勝つことができる日本ですが、世界に出るとまず勝てない。

単純に公式戦としての今大会の敗因をあげろと言われれば、僕は迷わず「コンディション調整の失敗」をあげます。

選手は「それを言い訳にしたくない」と口を揃えていいますが、明らかな集中力の欠如からの失点や押し込まれた時のリアクションをみてみると、コンディションが相当悪かったことが伺えます。

気合や気持ちでイタリア戦の前半20分は素晴らしいサッカーをみせた日本ですが、結局は足が止まってしまいました。

メキシコ戦も同様。

W杯予選とはいえ消化試合のためにわざわざ大会直前にカタールくんだりまで行き、主力選手を出場させたのが悔やまれます。

もしあの試合はB代表とかにいかせて、コンフェデメンバーはブラジル前乗りして調整することが出来れば、少なくとも勝ち点ゼロという結果にはならなかったと思ってます。



2010年W杯や、ロンドン五輪で勝つことが出来たのは、コンディションを万全にして臨めたからだと考えています。

もちろん戦術等の要因もありますが、相手に走り負けるようでは結果は出せないのが、今の日本サッカーの実力なんです。

それが再確認できたというだけでも大きな収穫だったと考えます。



ふたつめは、「プランBの構築の必要性」です。



今大会で一番やり玉にあげられているのは、ザック采配でしょう。

「交代の遅さ、交代選手のチョイスいずれも首をかしげるものばかりだった」と感じる人も多かったと思います。

ただ、「じゃあどうすればよかったか?」と考えると、少なくとも僕は即答はできませんね。

試合が膠着状態のとき、ビハインドを背負っているとき、誰かが疲れてしまっているとき、そういったときにメンバーを代えて良くなると自信を持って言える選手が少ないからです。

そのような状況を招いたのはメンバーを固定してきたザックの責任であるのは間違いないですが、海外組が増えて結果も残している選手ばかりですから、変えるのにはそれなりの勇気と動機が必要だと思います。



だから個人的には、今更ザック采配が遅いだの、意味がわからないだの言ったって仕方がないと思っています。



ただし、固定メンバーだけで大会を勝ち切ることが出来ないということが浮き彫りになったのも事実。

主力選手の怪我やコンディション調整の失敗等は前から叫ばれていましたが、やはり戦術という観点からみてもプランBは必須だと感じました。

結局メキシコ戦でやられたのはボランチ、SB、CBを入れ替えた右サイドだったのは、まさにその証左。



選手層の拡大を含めたプランBの構築が急務だと思います。






悲観論者の人は上記2つの課題に加えて、「試合巧者になること」をあげているようですね。



いわく苦しい時にディフェンスラインでボールを回して落ち着かせるとか、力を抜くところは抜いていざというときに100%でいって相手を仕留めるペース配分とか。

ただそれはどちらかというと、個の力に寄るところが大きいと思います。

課題であるのは間違いないですが、あと1年という短い期間で劇的に変わって強豪国のようなサッカーができるとは思えません。

そういう意味では中・長期的な課題といえるかもしれません。



結局2010年W杯とロンドン五輪で答えは出ているんですよ。

ハードワークして、几帳面に丹念に守って一瞬のスキをつくサッカーをやればある程度世界でも戦える、ということ。

今のチームはそれをベースに、更にボールを支配して相手を押し込むサッカーができるかどうかに挑戦しているのだと思います。

そしてそれはイタリア戦前半やメキシコ戦前半で、ある程度実現出来ていたと思います。

あとはそれを勝ち点に結び付けられるか。

そのための課題が、上記2つであると考えています。






まぁでも、この大会は良かったですよ。

今までの歴史から考えても、こういう苦しい時期があってステップアップしてきていますから。

選手も監督も「このままでOK」とは誰ひとり思っていないはず。

なんだかんだで1年間じっくり世界仕様のチームを構築していければいいと思います。



それがどんなチーム、メンバー構成になるか。



それを想像(妄想?)するのが、いちサッカーファンの楽しみ方だと思います。

期待しましょう。
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テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

ありがとうドゥトラ!(Jリーグ開幕戦 横浜FM vs 湘南)

本来今日はフットサルに行く予定だったのですが、中止になってしまったので急遽開幕戦観に行ってきました。

ひとりでサッカー観戦なんて何年ぶり?いやはじめてかな?

強風ではありましたが、よく晴れていて絶好の観戦日和でした。






とりあえずゲームを簡単に振り返ります。
ハイライト動画はこちらを御覧ください。



まずマリノスの先発で驚いたのが、斉藤学が外れたこと。

またPSMで4-4-2の2トップの一角として試されていた藤田もベンチ。

昨シーズン途中から採用されていた4-2-3-1で開幕ゲームを迎えます。



湘南の狙いははっきりしていました。

マリノスの左サイド(ドゥトラ、中澤のところ)を徹底的に突くこと。

基本マリノスがボールを支配していたのですが、ボールを奪うやいなやドンドン右サイドに展開してカウンターを仕掛けています。

そのカウンターも強力で、センターFWのキリノが速くてうまくて運動量があるので、いつ破られてもおかしくありませんでした。(キリノについては後程所感を述べます)



ただマリノスには頼れるエースがいます。

PAの左角という左利きの選手が狙いづらいポジションから見事なFKで俊輔が決めます。

素晴らしい!今年も頼みます。



しかし「開幕ゲームでバタバタしたけど、これで落ち着くだろう」と思っていたら、まさか選手たちもそう思ってしまったようで、その1、2分後に、件のキリノにミドルシュートを決められてしまいます。

あれは完全に油断。

まぁ開幕ですから。。次はないぞ。



さて1-1で迎えた後半も前半同様の展開。

ボールをキープできるものの鋭いカウンターに晒され続けるマリノスの左サイド。



で、ついに破られます。

CBの中澤がつり出されて、なおかつ一発でかわされてジエンド。

キリノ、いい選手です。



ここで満を持しての斎藤・カモメッシ・学、そして藤田の投入。

これで形勢がガラッと変わりました。



カモメッシが、カモメッシたる所以をみせつけ、ドリブルで切り裂きまくりまくりまくります。

そして藤田は前線で溜めを作り、中盤の選手にスペースを与えます。



同点ゴールはまさにこの2人によって生み出されます。

藤田が難しいボールをしっかりキープし、左サイドのカモメッシへ。

カモメッシが一対一から右足で丁寧なクロスをあげ、ファーで待ち構えていたマルキーニョスが落ち着いてゴール隅に流しこんで、同点。



これだけでは終わらない、カモメッシ。

バイタルエリアでボールをもち、前線のマルキにあてて、こぼれてきたボールを自ら拾いそのまま豪快に決めました。



アディショナルタイムに得たPKをマルキーニョスが決めて、最終的には4-2。

ハラハラしたものの、開幕戦勝利を飾ることが出来ました。






さて、大分手抜きな振り返りでしたが、色々思うところがある試合となりました。






まずは樋口監督の采配。



なぜ斉藤学をベンチに置いていたのか。

怪我明けだったし、後半勝負という考え方もあったのかもしれないけど、今日の出来をみる限り、斎藤はマリノスの攻撃の絶対的な軸になる選手です。

そんな選手を頭から使わないほど選手層が厚いチームとも思えないのですが。。

確かに北九州帰りの端戸には期待したいですが、今日の出来を見る限りではスタメンは当面斎藤で行くべきだと思います。



さらに前半あれだけ左サイドを狙われたのに、後半何も修正しなかったこと。



例えば栗原と中澤を入れ替えるとか、ドゥトラに攻撃自重してもらうとか、そもそもドゥトラ変えるとか、何らかの修正をすべきだったと、強く思います。

もっと言えばボランチが、この試合に限ってですが、全く守備で貢献出来ていませんでした。

中町、冨澤のポジショニングが悪いので、いいようにドリブルされてCBへの負担を大きくしていました。
(最後出てきた小椋が完全復活してくれるのを期待!)

今後のことを考えると今日の樋口監督の手腕は非常に心配になりましたね。






とはいえ今日勝てたのは大きい。

そして勝利の手繰り寄せたのは俊輔と斉藤学であることは間違いありません。



俊輔は厳しい展開での先制ゴールはもちろんのこと、ボールキープ力、展開力、落ち着きでチームに安定感をもたらしてくれました。(1回アホみたいなところでボール取られてヒヤッとしたけど。。)

特にすごいと思ったのは、3-2となったあとの切り替え。

押せ押せで逆転した直後、周りのチームメイトは「さらにもう1点!」と鼻息荒くなっている中で、小憎らしいほど冷静にボールをキープ。

それがうまいこと、うまいこと。。

この人はまだまだやれます。



そして斉藤学は文句なしのMOMでしょう。



初めて生で観たのですが、彼のドリブルは日本屈指ですね。

あそこまですごいとは思ってなかったです。

ボールが足元から離れないし、かつスピードに乗ってそれが出来るから相手はズルズル下がらざるを得ない。

抜ききらなくてそれだけで周りの選手を助けることができます。

いや、ほんとにカモメッシと呼ばれるだけのことはあります。






あとは相手チームではありますが、キリノは今年ブレークするかもしれませんね。



先ほど述べたように速いし強いのはもちろんなんですが、何より献身的なのに驚きました。

守備になったときもCBに終始プレッシャーかけ続け、ホントにピンチのときは自陣のPA内まで戻って守備をしていました。

こんなブラジル人FWみたことがありません。



前述のカウンターにしても、なぜあそこまでハマったかというと彼が前線で起点を作れていたから。

逆を返せばマリノスはもっと激しく、もっと粘り強く彼を潰さないといけなかった。

もちろん決定力も抜群なので、これは今シーズン得点王の可能性も十分あるかもしれません。






最後に。。



ここまで読んでいただければタイトルに隠された私の思いを理解してもらえたのではないでしょうか。



ドゥトラは3ステージ連続優勝という黄金期のマリノスに欠かせない選手でした。

一旦はブラジルに帰国していたものの昨シーズン途中でマリノスに復帰し、変わらぬ運動量と攻撃力をマリノスにもたらしてくれました。

大好きな選手です。



でも...



彼は今年の8月で40歳を迎えます。

今日の出来をみる限り、残念ながらJでスタメンを張れるだけの体力、スピードがないように思えました。

ドゥトラを使い続ける限り、おそらく対戦相手は今日のように徹底して左サイドを突いてくることでしょう。



今までありがとう。

でも今年は厳しそうです。。

テーマ : Jリーグ
ジャンル : スポーツ

Jリーグ改革案

先日朝twitterのTLを眺めていたら、こんな記事をみつけました。



J3に「東南アジア枠」導入!アジア戦略の一環へ



これを読んだ時、思わず「来た!」と心のなかで叫んでしまいました。

というのも、twitterをフォローしてくれている人はご存知かと思いますが、ついこないだまさに「東南アジアやインド等のサッカー後進国の選手をドンドンJリーグに連れてくるためにアジア枠を拡大すべき」とつぶやいたばかりだったからです。

多少内容は異なりますが、「Jリーグのアジア内での地位向上」と「新たなビジネスチャンスの創出」という狙いはまさに思った通り!



ということで嬉しくなっちゃったのでブログにまとめたいと思います(笑)






まず現在のJリーグの立ち位置を整理したいと思います。



今年で20周年を迎えるJリーグは、黎明期のような華やかさはありませんが、いわゆる「百年構想」を基にした地域密着型の新しいプロスポーツとして定着してきた感があります。

一方で日本サッカーのレベル向上に伴い、代表選手のみならず将来有望な若手まで早々に海外(欧州)に移籍するケースが増えてきており、Jリーグの空洞化、人気低迷が懸念されています。

観客動員や盛り上がり等をみていると、ほぼ右肩上がりだった道のりがここへ来て横ばいになってきた感があり、改革の必要性を誰しもが感じているかと思います。

そこでシーズンの秋春制導入、J3設立など様々な改革案があがっているという状況ですが、個人的には今後のJの改革について全ての根幹にはある一つの課題があると考えています。



それは「いかにして金を生み出していくか」ということです。



黎明期になぜあれだけ多くの有名外国人選手を連れてこれたかといえば、それはまさにお金があったからです。

ではなぜお金があったかといえば、空前のJリーグブームだったため、広告費として多くの企業が投資してチームやリーグを支えていたからです。



現在はといえば、ブームが収まった後は日本経済の衰退もあり親会社やスポンサーからの投資を減り、かつスター選手の海外流出等の影響で人気も陰りを見せ始め、結果クラブやリーグが使えるお金が減ってしまうという悪循環に陥っています。

これは何もサッカーに限った話ではないのです。

プロ野球もMLBに多くの選手が移籍してしまうのは、純粋なレベルの高低だけでなく、明らかにお金をもらえる額が違うことも要因だと考えます。

海外という選択肢があるプロスポーツでは、結局はこのお金の問題がついてまわってしまうのです。



先ほど述べた負のスパイラルに陥っている状況から脱却するためには、小手先の人気回復や選手の引き留め(サッカーの場合引き留めるようなことはほとんどないですが)では根本的な解決にはならないのです。



だから、「いかに金を生み出すか」が最も重要だと思うのです。






で、そのための提言が「アジア枠拡大」だったのです。(前フリ長くて恐縮ですw)



MLBはアメリカなのでまだわかりますが、経済的に日本より劣る欧州が、サッカーに限ってなぜあれだけ巨額の金を生み出すことができているか。

それは放映権料がバカ高いからです。

かといっていきなりJが放映権料を高くしたって誰も買いたがりません。



そこで目をつけたいのがアジアのいわゆるサッカー後進国です。



最近よく東南アジアがどんどん経済発展しているというニュースを耳にしますが、彼らのサッカー熱は驚くほど高いんです。

そんな彼らのアイドルである自国選手がアジアでも屈指のレベルにある日本のリーグ戦で活躍していたら...

その国で人気が出ると思いませんか?

中田英寿がセリエAで大活躍して巨額の金を生み出したように!



今もアジア枠は各クラブ1名認められていますが、韓国人やオーストラリア人ばかりです。

ただし、既に世界に目を向けている韓国やオーストラリアの選手がどんなにJリーグで活躍していても人気に火が出ることはないでしょう。

まさにサッカーも経済も今発展しているまっただ中の東南アジア等の国をターゲットとしていくことが必要なのです。



その点で新たに新設するJ3に東南アジア枠を、というのはある種理想と現実を考慮して生み出した、非常にバランスの良い案かもしれません。

さきほどアジア枠拡大を、といいましたが、単純にアジア枠を拡大しても結局韓国人やオーストラリア人が増えるだけになる可能性が非常に高いです。

またJ1(もしかしたらJ2)のクラブは、ACLがあるためそちらのレギュレーションにもあわせる必要があります。

いくら国内で「アジア選手を沢山使おう!」とやっても、ACLに出た途端日本人メインでやらなければいけない、というのではチーム編成が成り立ちません。



ですから"まずは"J3で「東南アジア枠」というのは賛成です。



ただし、繰り返しになりますが今後Jリーグが発展するために必要なのは「いかに金を生み出すか」です。

J3に東南アジアの選手がいたとしても、それが大きなビジネスを生むとは思えません。

また、レギュレーションという意味では、J3限定にしてしまうと、J2に昇格した場合、東南アジア枠として所属している選手をどうするのかという課題も気になります。



だから"まずは"賛成なんです。



今後このように他のリーグに先駆けて改革していけば、東アジア(オーストラリアを含む)の中でのJリーグの価値が向上していくことでしょう。

そうすればおのずとアジア内での発言力、影響力が高まり、AFC改革、ACL改革でも主導権を握ることができるはずです。(というかそうならないといけない!)

また東南アジアのサッカーのレベルそのものも、数年経てば向上していくことでしょうから、J3限定の東南アジア枠というのが現実に則さないようになってくるかもしれません。



それが5年後か、10年後か、20年後かはわかりませんが、その時が大きなビジネスチャンスとなります。

今回のJ3限定の東南アジア枠というのはその時のための布石として効果的だと、私は考えます。






絵空事だと思う人もいるかもしれません。

ただ、今後何もせず手をこまねいていれば、Jリーグの地位は下がる一方です。



将来を見据えての今回の改革案は非常におもしろいと思います。

まだ決定ではないので今後どうなるかはわかりませんが、是非実現してほしいと思います。


テーマ : Jリーグ
ジャンル : スポーツ

永井、小野のベルギー移籍に思うこと

ふと気づいたら1年半以上更新が滞っていました。

せっかく気づいたので書いてみたいと思います。



さてつい最近名古屋グランパスの永井謙佑と、横浜Fマリノスの小野裕二がベルギーのスタンダール・リエージュに完全移籍することが決まりました。

2010年以降の日本人選手の欧州移籍が珍しくなくなっている現状では、特に取り上げるほどの話題ではないかもしれません。



ただ、サポーターの間ではこの移籍が意外に物議を醸しているようです。

思うに理由としては以下があげられるかと思います。

1.Jリーグで特別抜きん出た実績を残したわけではない選手の欧州移籍であること。
2.英西独伊蘭仏のような欧州主要リーグではない国のクラブへの移籍であること。

細かいことは色々ありますが、大枠でこの2つに集約されるかと思います。



はじめに僕個人の意見を述べておきたいのですが、今回の移籍は「積極的に賛成・奨励すべきものではないけど、現状では致し方なく、日本サッカーの将来を考える上では決して悪くない移籍である。」と考えます。

上記2点についてそれぞれ所感を述べていくことで、その理由を説明したいと思います。






まず1について。



永井も小野も所属クラブでは主力として活躍してきた選手ではあります。

ただしJリーグ全体をみて抜きん出た成績を残したかといわれると、そうではありません。

それは個人成績としてもチーム成績としても、という意味です。

そんな彼らが欧州移籍を果たすことでJリーグの空洞化に拍車がかかるのではと危惧するのは確かに理解出来ます。



ただし彼らが今までの日本人の欧州移籍と異なる点がひとつあります。

それは日本以上に評価されて移籍するということです。



例えば小野は2億円以上の移籍金でマリノスからリエージュへ移籍すると報じられています。

果たして今の小野に2億円以上の移籍金を払って獲得を目指すJのクラブが存在するでしょうか。



古くは(すいません、自分の知ってる範囲ですが)カズや中田英寿、小野、最近では本田や香川でさえ利益度外視の安い移籍金で欧州へ渡っていった中、Jで大した実績を残していない小野が2億円もの大金で移籍したことは驚くべきことです。

これはひとえにJの移籍ルールを欧州のスタンダードにあわせた結果といえます。

特に若手の移籍金は高くなる傾向があるので、期待の若手には複数年契約を結ぶクラブが多くなっており、彼らが移籍する際にはそれ相応の移籍金がクラブに入るようになっているからです。



とはいえ欧州における日本人の地位が低ければ高額な移籍金を払ってまで日本人選手をとろうとするクラブは出て来なかったでしょう。

今回の移籍は日本人サッカー選手が正当に認められて移籍を果たしたという意味で非常に意義深いものだと考えます。



次に2についてです。



小野はともかく永井はロンドン五輪で大活躍した選手です。

そんな選手がベルギーのクラブに、しかも複数年契約を結んで完全移籍したことに対して違和感をもつ人も少なくないと思います、

「Jリーグはベルギーリーグにも劣っているのか、それならこれから若手有望株の選手の欧州2流国への移籍が続出するのではないか。」という懸念もあります。



おそらくはしばらくそのような流れになるでしょう。

でもそれが必ずしも日本サッカー界にとって悪い流れであるとは思えません。

なぜなら今後「正当な移籍金をもらって移籍させる」」ということを日本のクラブが学んでいくからです。



2010年のW杯以降、日本代表クラスの欧州移籍(特にドイツ移籍)は加速して行きました。

それ自体は喜ばしいことですが、気になることはその移籍金の安さでした。

あれだけ大活躍した香川は当初ドイツで「最大のセール品」と呼ばれていたといいます。

もちろんそれは選手輸出国になるための過渡期であることを考えればしかたがないことだったとおもいます。

ただしその流れがつづくことは、Jリーグがただの選手育成機関になりさがることを意味します。



しかし今回のように正当な移籍金を得る移籍であれば、話は別です。

現状の世界のサッカー界の流れをみれば選手が欧州サッカーに憧れるのは当たり前です。

またチャンピオンズリーグ等があるビッグクラブのクラブの年間予算に太刀打ちできる日本のクラブが現れるとは到底思えません。



そう考えれば選手を売るために各クラブが何を考えるか。

いい選手を育てて売るために、育成に力を注ぎ、日本サッカーの底上げに帰依する流れになっていくのではと期待しています。

親会社からの資金で即戦力を買いあさり、国内の小さなパイで綱引きするよりよっぽどいい流れだと思います。
(最近の広島→浦和への流れとか)

移籍というと日本ではあまりいいイメージがないですが、正当な移籍金をクラブにもたらす移籍はある意味クラブに居座ることよりもクラブへ貢献することに繋がると考えます。

選手は「チャンスがあれば若いうちに海外にいきたい。」と考えており、クラブは「クラブの収益のため高い移籍金で選手を売りたい」と考えるとするならば、今回のような移籍は双方にとって有益なものであるといえないでしょうか。



ただ「それでは国内には2流の選手しか残らずJリーグのレベルが低下してしまうのではないか、Jリーグの魅力が損なわれてしまうのではないか。」と考える人もいるかと思います。

そういう人に逆に問いたいのは「では将来Jリーグに、日本サッカーに何を期待しているのか?」ということです。

もちろん現時点で本田や香川のような選手がすべてJリーグでプレーすればレベルも高く、魅力的なリーグになるとおもいます。

実際創設当初のJリーグは日本人スター選手に加え、有名助っ人外国人も沢山いて華やかなリーグでした。

もしかしたらそんな時代に戻ることを夢みているのでしょうか。



断言します。

天地がひっくり返ってもあの時のようなリーグにはなりえません。



日本代表のレベルが上がっていく中、多かれ少なかれ、また遅かれ早かれ有能な選手が海をわたるのは避けられません。

であればそこにビジネスチャンスを見出し、しっかりとした正当な移籍金を受け取ることで残った選手の待遇を良くする、育成のための施設を充実させる等行なっていくことが必要なのではないでしょうか。






現在のJリーグをみていると、地域密着やサッカーを文化にするといった創設当初の理念は着々と根付いてきたとおもいます。

ただし、子どもたちに夢を与えるべきプロサッカー選手の待遇(収入といってもよい。)があまりにも低く、また若い選手の使い捨てが目立ちます。

さらに日本経済の衰退もあって、創設当初のような親会社の強力な支援も望めないため、国内の少ないパイの中でこじんまりとやっている印象が強いです。

そのため有名外国人選手はとれず、更に有能なスター選手が次々海外移籍するとなると更に人気低迷が懸念されます。



今後は現状を見据えて、将来どのようなリーグとなるべきかを真剣に考えるべきときだと考えます。

たとえ日本人スター選手が少ないリーグであっても、老練なベテラン選手や更に今後日本代表に上り詰めるであろう若手有望株がしのぎを削るリーグとしてやっていく覚悟が必要です。






勝手な腹案はいくつかあるのですが、それはまたの機会に書きたいとおもいます。

とにかく今回の永井、小野の移籍を感情論で非難、悲観するのではなく、現実を直視して今とるべき道を見極めていってもらいたいと、強く思います。


テーマ : サッカー
ジャンル : スポーツ

vs Jamaica (U-17 World Cup)

柿谷世代、宇佐美世代に続いて3大会連続での出場となった日本の初戦。

同グループにフランス、アルゼンチンがいるため、是非とも勝ち点3が欲しい試合。

ということでスカパー!のフジNEXTで中継をやっていたので録画視聴しました。



観れなかった人も多いと思うので簡単に試合の流れを書いていきます。



メキシコ開催である今大会、実況青島氏によると試合前の気温が39度という殺人的な暑さの中での試合になりました。

先発は以下のとおり。

GK:中村
DF:室屋、岩波、植田、秋野
MF:望月、石毛、野沢
FW:鈴木隆、中島、早川

望月をアンカーにしたバルサスタイルの4-3-3でスタート。



前半開始直後はセンターバック岩波を中心に両サイドへロングボールを送り込む慎重な立ち上がり。

これは02W杯の初戦、ベルギー戦でもやったこと。グッドです。

そこから徐々に日本本来のパスサッカーに。

ジャマイカの前線からのプレスが皆無だったため、ミスさえなければいくらでも回せる展開。

そこからスピードアップするクサビのパスやドリブルを仕掛ける意識はいいんだけど、大事なところでミスが出てチャンスにならない展開が続く。

もどかしいところではあるけど、この年代にあれ以上求めるのは酷かな。



途中攻め疲れで受ける時間帯も少しあったけど、CBが強固なため危なげなく対応。

あとは「90分持つのか」と思わせる前線からの組織的なプレッシングで相手に思うようにプレーさせなかった。

このあたりはもはや日本の伝統になりつつあるのかも。



ということで前半は0-0。

後半スタートから鈴木隆に替えてジャマイカ生まれの鈴木武を投入。

鈴木武を左WGに、左SBだった秋野を右WGに、左WGだった早川を左SBにするという初めてみた人間にはびっくりするポジショニング変更。

ただこれが見事に功を奏しました。

前半はWGも中央に寄ってきてしまい効果的にサイドを使えなかったのですが、鈴木武が左サイドに張って愚直に裏を狙い続けることで、相手DFが間延びしてアタッキングサードで他の選手が前を向けるようになったのです。



更に疲れの見える中島に替えて松本投入。

得点はその松本。

DFラインでのボール回しから岩波が丁寧かつ速いグラウンダーのパスを右WGの秋野へ。

秋野が受けた瞬間近くにいた松本、室屋が散開し相手DFを困惑。

ベストタイミングで松本の足元へパスを出し、スピードに乗ったままゴール前へ。

ペナルティ前で一旦室屋に預け折り返しを受ける格好でGKと一対一になり冷静に流しこみゴールゲット。

非常に綺麗なゴールでした。



その後秋野が負傷し、深井と交代。

深井がアンカーとなり、望月はひとつ前へ。

あとがなくなったジャマイカの猛攻を受けるかと思いきや単独突破だけで全く怖くない。

終盤はむしろ相手DFの足が止まったこともあり、決定的なチャンスを何度も迎えるも追加点を奪えず。

とはいえ最後までボールポゼッションで上回り続けて1-0で勝利。

初戦を見事に勝ち点3で終えることが出来ました。



ハイライト動画はこちら。

日本 1-0 ジャマイカ U-17ワールドカップ






さて総括。



まずチーム全体として、やりたいサッカーが出来ていたのだと思う。

攻撃はもとより、何より良かったのはプレッシング。

この年代であれだけ組織だったプレッシングはあまりみたことがない。

ジャマイカ程度、といったら失礼だけど、彼らが何も出来なかったのも無理はないと思う。



攻撃は一見バルセロナのようにバンバンパスを回して凄い!と思うかも知れない。

ただ前述のとおり、肝心なところでミスが出る。

これは日本がいつも言われているところだけど、本当にプレッシャーのきついアタッキングサードでいかにミスなくプレーできるかが課題ですね。

しかもこの日のジャマイカの守備はザルもいいとこ。

前半のうちに2点くらいとって楽勝できた試合。

そのあたりが勿体無い。



ただ国際大会の初戦であることと、日本ではまずないだろうと思われる長い芝のグラウンドだったことを加味すれば仕方ないのかなと思う部分はあります。

特に芝には相当苦労していたように見受けられました。

岩波、野沢あたりは早い段階でアジャストしていたようだけどね。



ということで総じていえば初戦としてはほぼ文句のない内容と結果でしょう。

ただしこの後の相手はフランス、アルゼンチン。

今日のようにいくはずもないことは容易に想像がつきます。



まずプレッシングをかわされた後の対応をどうするか。

CB二人の高さ、強さは非常に素晴らしいものがあったが、カバーリングが若干遅れる場面が目につきました。

プレッシングをかわされた後スピードに乗られて何も出来ないままゴールへなだれ込まれる危険性があります。

もう少しDFラインとMFとの距離を短くして、常にカバーリングの意識を持って臨んで欲しいですね。

おそらく守備を考えて深井をアンカーにいれてくるでしょう。



攻撃にしても今日のようにポゼッションで圧倒することは出来ないでしょう。

またそれをするのは非常に危険です。

本家と違いまだまだ訳の分からないミスでボールを奪われるシーンもあり、その小さなミスが命取りになりかねません。

まぁこのあたりは監督の考え次第だと思いますが、強豪相手にはもう少しシンプルなサッカーに切り替えてもいいのかなと思います。



正直今の段階ではこのチームがどこまで行けるのか見当がつきません。

ちょっとジャマイカが弱すぎたので。。

ただ戦前から言われているように岩波、植田というこの年代では非常に貴重な180オーバーのCB2枚揃えられていて、前回大会のように単純な放りこみに屈するということはなさそうです。

チーム全体の完成度も高いため、今後の試合が非常に楽しみになりました。

次回も録画して観たいと思います。






と、締めに入ってしまいましたが、選手個人についていくつかコメントを。



いの一番にあげるべきは岩波でしょう。

素晴らしいCBです。

上背だけでなくフィジカル、ポジショニング、タイミングがいいため、ハイボールの競り合いはほぼ完勝。

さらに自信があるというだけありフィードも正確で力強く、実際それが得点に繋がりました。

能力的には闘莉王のような存在感。

おそらく本人も意識しているのでは。

この年代で後ろがしっかりしてると安心してみていられます。



あとは鈴木武蔵か。

さすがジャマイカ生まれだけあって日本人離れしたフィジカルとスピードを兼ね備えた選手。

後半彼が出てきてから日本がポゼッションだけのサッカーから得点の匂いのするサッカーになりました。

考え方次第ですが、今大会はジョーカーとして置いておいてもいいかも。

ただ決定力に難がありそうですね・・・。

この日も決められるシーンが2、3度あったと思います。

今後の試合に期待しましょう。



さてさて望月ですよ。

野洲高校で1年生のときから10番を着けているという逸材。

代表ではアンカーもしくは中盤トップ下でパスの配給役を担っているチームの心臓。

そう実況の青島氏はしきりに持ち上げていました。

ただはっきりいって全然だめ。

一人で観ていて何度画面に向かって怒鳴ったことか。。



彼のなかでおそらくシャビを意識しているのだと思います。

難しいプレーをせずドンドンはたいてリズムを作る。

それ自体は問題ないし、局面によってはいいリズムを作れていました。



何がダメかというと視野が狭い。

視野が狭いということはボールを受ける角度が悪い。



その為明らかに前を向ける場面でもワンタッチではたくためせっかくのチャンスをフイにしてしまうんです。

またそのワンタッチパスも雑そのもの。

長い芝へのアジャストも最後まで出来ずパススピードが極端に遅いため相手DFに引っ掛けられる場面が散見しました。

日本チーム全体がボールを無為に回しすぎているようにみえる要因のひとつが彼のプレーにあることは明らかです。



とにかくまずボールを受ける体の角度を覚えて欲しい。

また受ける前に中田英や小野のように首を振って周りの状況を確認して欲しい。

上手い奴気取りでワンタッチツータッチで周りにパスを出せばいいというものではないことを誰か教えてやって欲しい。



若き日の遠藤も同じようなプレーをしていたため、なかなか陽の目をみることはありませんでした。

出来れば大会中に効果的なプレーが出来るように化けて欲しいものです。






さっき締めを書いてしまったので、締めで書くことがなくなってしまいました。

あ、今日これからU-22ですね。

こっちはホントにホントに大事な試合です。

永井が出られるか微妙とのことですが、勝利を期待して観たいと思います。


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